ウェスタンレッドシダー製ウッドデッキ構造概念図
下図は奥行1.8m、幅3.7m、床高50cm、フェンス高さ90cmの標準のデッキ構造です。この後、床とフェンスを取り付けます。
最初に柱を建て、最下部に大引き、その上に根太、そして最上層に床板の3層構造とします。大引きと根太は互いに直行して柱の揺れを支えますので、床板を張る前のこの段階でほとんど柱の揺れのない頑丈な構造となります。
この後、床板、幕板、笠木を取り付けますので、さらに強度があがります。
床板を含めた床組み構造の厚み（大引き＋根太＋床板）は２２cmとなります。
根太（デッキ床を支える）間隔は４５cm以内とし、一般的な60〜90cmよりも細かく根太をいれて更に強度をあげます。
なお、設置場所の状況に応じて多少本図から変更する場合があります。
本図は建物側が右上、デッキ床は建物に平行（左上から右下）に張る場合です。コンクリート製の沓石（束の下部に使用）は図示していません。
ウェスタンレッドシダー製デッキ仕様表
部材個所 |
基準間隔（下記以内とする） | 説明 |
ﾃﾞｯｷ床板間隔 |
3 mm |
隙間が小さいほど使い良いのですが、床板が乾燥しません。ぎりぎりの妥協が3mmです。設置後半年くらいで乾燥して木が痩せ、3mmの隙間が4〜5mmくらいに広がります。 |
| デッキ床板厚x幅 | 40x90mm |
4cmの床板厚は安心感を生み出します。 |
根太間隔 （2x4）芯芯 |
450 mm |
2x4材4cm厚のﾃﾞｯｷ床を9cm厚の根太で45cm毎に支えます。頑丈な床になります。 |
| 大引間隔 （2x4）芯芯 | 1330 mm | 9cm厚の根太を同じく9cm厚の大引で最大1.5m毎に支えます。床下構造は合計22cmの厚さになります |
束（4x4）間隔 芯芯 |
1330mm |
根太を支える大引または端根太を最大1.5m間隔で支えます。1800mmの奥行きの場合は900mm間隔になります。 |
沓石 |
設置面が土の場合に使用 |
ﾌｪﾝｽ柱の下は金具付沓石を埋め込みますので、ﾌｪﾝｽのぐらつきなどはありません。 |
手すり高 |
850〜900mm（デッキ面から） |
フェンスが高すぎるとせっかくのウッドデッキの開放感が台無しです。地面からはおおよそ150cmくらいの高さです。 |
| ビス | 適数 | 立面はクロメートメッキビス、水のたまりやすい平面はステンレスビスを使用します。 |
パーゴラ概念図
幅２mx奥行き1m（柱間隔）、高さ2.4mのパーゴラの概念図です。
デッキと組み合わせる場合は、パーゴラの柱がデッキの柱（束）と兼用になります。
下部の構造（デッキの一部か独立式かなど）により、上部に朴杖を入れる場合があります）
全てｳｪｽﾀﾝﾚｯﾄﾞｼﾀﾞ−の2x4材で作り、柱は4x4材 （9cm角）、桁と垂木は2x4材 （4cmx9cm）を使用します。
コンクリート製の沓石（柱の下部に使用）は図示していません。
参考
| フィート→ミリ換算表 | デッキ材はフィート単位。ミリへの換算表です。 |
| ２ｘ４材寸法表 | デッキ材に使う2x4材の寸法表です。 |